足立研セミナー

足立研セミナーとは

慶応義塾大学,足立修一先生が開催している制御関係のセミナーの動画です。

制御工学における表現と理論の連続性

講演者:北森俊行 東京大学名誉教授 

講演概要:

制御理論と現場の制御とのハザマで制御工学がどうあるべきか彷徨っているうちに,いくつかの鍵となる概念や考え方に思い至ったが,そのひとつとして「連続性」と言うべき概念が生産的であるように思われる.制御工学において,連続性がどこに由来し,どう理論構築に生産的か,例を示し,あわせて問題点も議論してみたい. (1時間26分)

Adachi Lab. (keio.ac.jp) 

フィルタリングとシステム同定研究とその周辺

講演者:片山 徹 教授(立命館大学,京都大学名誉教授)

講演概要:

非線形フィルタの研究で学位論文を書いたが、その後はその重要性は認識しながらも非線形問題を避けてきた。しかし、数年前から再び非線形フィルタの研究にもかかわるようになった。このような個人的な体験を通して、等価線形化カルマンフィルタと1990年代に開始した部分空間同定法についてそれらの概要を述べる。(1時間11分)

Adachi Lab. (keio.ac.jp) 

大須賀・足立の制御人「"そもそも"のすゝめ」2

講演者:足立修一教授(慶応大学),大須賀公一教授(大阪大学)

講演概要:「制御人(せいぎょびと)-"そもそも"のすゝめ-」は,毎回,ご活躍中の制御の研究者あるいは技術者をお招きして,対談形式で「制御」 とは何かを深く探っていきたいと思います。その過程で,ゲストの方の研究姿勢やアイデンティティを明らかにしていきたいと思います。テーマは広い意味の「制御」です.制御理論はもちろんのこと,メカトロニクスの制御技術,教育学的な話題,生き方そのもの,もその範疇です。ゲストの方が「そもそも」なぜ制御にかかわる仕事をしているのか,どこがおもしろいのか,何をしたいのか,究極の夢はなにか,などなど,その人を貫いている哲学はなんなのか,を掘り下げて聞いていきます。学会や講演会などでは聞く機会がないような,その方の内面に焦点をあてて話を進めてみたいと思います。 昨年6月に第1回を大阪大学で開きましたが,今回は前回とは逆に,大阪大学の大須賀公一教授を慶應にお招きし,足立が聞き手に回ります。大須賀教授はレスキューロボットなどで有名な先生ですが,なぜいまのようなことをされているのでしょう。このあたりから聞いてみたいと思います。 「佐野元春のザ・ソングライターズ」(NHK)を意識して始めた企画です。(1時間56分)

Adachi Lab. (keio.ac.jp) 

「こうのとり」の制御系安全設計の実際とその後の取り組み

講演者:白坂 成功 准教授(慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科)

講演概要:

今年7月に打ち上げられた宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機は宇宙ステーションに無人で接近する宇宙機として厳しい安全要求が課せられている。本講演では、世界で初めて NASA の宇宙ステーションコンピュータ安全要求に適合した宇宙機である 「こうのとり」 の制御系安全設計を説明するとともに、その後の更なる安全設計手法の高度化に向けた取り組みについて紹介する。(1時間5分)

Adachi Lab. (keio.ac.jp) 

未来は自分で発明するもの Beyond the Leaf

講演者:廣田 幸嗣 : (カルソニックカンセイ㈱ グローバルテクノロジ本部 テクノロジオフィサ/日産自動車㈱ EVパワートレイン開発部 技術顧問/NPO法人 次世代エンジニアリング イニシアティブ 監事)

講演概要:マスコミは電気自動車 EV を、エコカーと言う側面でしか取り上げないが、これよりも大きな Impact (または Turmoil) を、未来社会にもたらす。すなわち、電動化によりクルマは、 ① 設計自由度が急増する:エンジンと較べると、モータは q 軸電流だけでトルクを自在に制御でき、応答性は2ケタも速く、かつレイアウト自由度も高い。 ② システムソリューションが鍵: EV は、道路/通信/電力の3大社会インフラと密結合して、社会システムとしての SE&I (System Engineering and Integration) が、重要になる。 クルマを Re-inventing するにはどうしたらよいか? についも、熱い思いを伝えたい。(1時間16分)

Adachi Lab. (keio.ac.jp) 

英語プレゼン技法

講演者:小野雅裕:NASA(アメリカ航空宇宙局)

概要:MIT での6年半の経験で学んだ、英語の話し方と書き方の「コツ」をお伝えします。ある程度歳を取ってから英語を習い出した僕たちにとって、ネイティブのように話したり書いたりできるようになることは到底望めません。僕の英語は6年アメリカに住んでもネイティブからは程遠いレベルです。しかし、野球の野村克也監督が「弱者には弱者の戦い方がある」と説くように、英語下手には英語下手なりの話し方、書き方があります。それを伝えるのが本講義の最大の目標です。(1時間14分)

Adachi Lab. (keio.ac.jp) 

その他制御理論


動画19本:(制御理論の基礎,制御系設計)

動画6本:(相対次数,可制御・可観測)

動画40本:(モデル予測制御,非線形システムの線形化,劣駆動系の制御,自動車の運動モデルほか)

動画10本:(リアプノフ方程式,L2誘導ノルム,不確かさ表現)

動画17本:(線形行列不等式概要,リアプノフ不等式の解,シュールの補題,リカッチ方程式,設計シミュレーションほか)

動画4本:(システムの離散化,極と安定性)

動画12本:(2自由度制御,外乱オブザーバ,内部モデル原理ほか)

動画4本

(観測信号からの状態推定)

動画7本:(モデリング、システム同定)

動画21本

解説記事へのリンク

解説記事リンク集